施術者さんを雇用してから『こんなはずじゃなかった』とならないように

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現場の施術者さんが、たくさんの患者様の施術を行なって、売り上げが増えたら、還元したい。このように素晴らしいオーナー様がたくさんいらっしゃるので、現場の施術者さん達は本当に幸せだと思います。と、言いたいところなんですが、施術者さんにもいろんなタイプの人がいて『施術をたくさんして、待遇をよくしてもらおう!』ということがモチベーションにつながらないケースがあります。逆に、こうした待遇改善やキャリアップがモチベーションになる施術者もいます。現場の施術者さんはどういうところに興味があるのでしょうか。

そこそこ施術ができて、そこそこの給料があればいい。

このタイプの施術者さんは『安定』は求めますが、過剰な欲はなく、また、できれば必要以上に仕事をしたくないと思っていたりします。だからといって、あれは嫌これは嫌というわけではなく、言われたことはきっちりこなします。ただし、想いが乗っていないので注意が必要です。このタイプの施術者さんが悪いか、というとそうとも言い切れない部分もあります。ある一定の売り上げを長く維持して、長く働くケースも多くあります。こうした施術者さんの存在も、施術者さんを増やして利益を出していく訪問マッサージにおいては、実は貴重な存在になるケースもあります。

とにかく施術がしたい!やりがい重視!

患者様第一で、売り上げより、自身のやりがいを追求して、患者様としっかりと向き合う施術者さんです。当然ながら実績がある程度出て来ますが、期間が長くなってくると疲弊してくることもありますので、メンテナンスが必要です。こうした施術者さんを、リーダーにしたいオーナー様もいらっしゃると思いますが、このタイプの施術者さんは、『患者様=お金』と見ることを嫌うことがあります。リーダーにした際に「売り上げ」「利益」といった言葉にストレスを感じることがあるので、注意が必要です。

とにかくお金を稼ぎたい!

お仕事なので、当然稼ぎたい!という想いが強い施術者さんがいます。『施術者』を職業として選んでいる場合や、生活のために仕事を行なっている場合もありますが、性格的に自分がやった分、もしくはそれ以上に報酬が欲しいと考える施術者さんもいます。こうした施術者さんは、お金につながるのであれば多少無理なことでも、苦なく行うことができますが、反面待遇面に不満が出やすくなります。オーナー様と該当施術者さんだけであればいいのですが、他のスタッフに愚痴を言うなどのリスクを孕んでいます。

『こんなはずじゃなかった』とならないように

大きくわけて『安定タイプ』『やりがいタイプ』『稼ぎたいタイプ』に分かれます。施術者さんが増えるといろんな人と出会うことになりますが、適切に判断して管理していく必要があります。当然ながら、現場の仕事を行うのは施術者さんです。施術者さんのモチベーションを維持し、売り上げを維持向上していくことで、治療院の運営は安定していきます。役職を任す施術者、待遇をコントロールする施術者、現状維持を図る施術者など、こうしたことを考慮して、普段の言動を注意深く観察する必要があります。また面接の際にも、その施術者さんが、御社で働くにあたり、何を重視して、どんな思いで応募したか、確認してみるのも良いと思います。オーナー様と施術者さんの想いにズレがあると、お互いが『こんなはずじゃなかった』という事態になりストレスを抱えることになります。お互いがストレスなく、スムーズに、そして長期にわたり関係を築けるように、施術者さんが大事にしていることを把握しておきましょう。

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