どんな治療院・施術者がご紹介をもらえるのか
訪問マッサージは介護、医療の関係者様からのご紹介で新規の患者様からのご依頼につながるケースが多いです。なかでもケアマネージャー様のご紹介でサービス開始となることが多く、ケアマネージャー様との関係構築はオーナー様も、現場の施術者さんも意識しておく必要があります。では、ケアマネージャー様は、どのような治療院、どのような施術者にご利用者様をご紹介したくなるのでしょうか。
報告・連絡・相談ができる
「紹介したけど、そのあとどうしているのかわからない。ちゃんと報告をして欲しい。」というお声はごもっともです。特にサービス導入期は、紹介をしたケアマネージャー様も、患者様も、ご家族様も様々な不安を抱えています。こうした現場の状況を報告できるのか、何かあった際には随時連絡があるのか、また問題点があれば相談して進めるのか…こうした当たり前の連携ができるのかどうかを気にされています。業界内の多くの施術者さんがこうした点が苦手である為に、ケアマネージャー様がご不安を覚えるのは無理もありません。逆にいえば、こうした連携が自然とできる治療院、また施術者さんには、ケアマネージャー様からのご相談がありますし、利用者様のご紹介につながりやすくなります。
利用者様のことを考えてくれる
当然ながら、自分の大事なご利用者様を任せるのですから、ご利用者様が満足したサービスを提供して欲しいと考えていらっしゃいます。特に、患者様の想いや訴えに共感できるのか、ご要望を叶えられるか、夢や目標に向かって寄り添えるか…といった点が非常に重要です。施術者さんは専門職ですので、技術や知識を武器にしがちです。それ自体は間違っていないのですが、その前に、こうした患者様と向き合い、想いを組みとれるのかという点がなければ、その技術と知識を発揮する相手である患者様には出会えません。
自分のことをかんがえてくれる
ご利用者様のことを考えて対応ができるか…というところは、接したときに自分のことを考えてくれているか、介護やケアマネージャーのことをわかってくれるか、自分の今の状況をわかってくれるか、というところを、ケアマネージャー様は見ています。自分を助けてくれる、自分の問題点を解決してくれると思っていただけたなら、お困りの際にはご相談があります。
信頼できる治療院、施術者さん
ケアマネージャー様にとって、介護保険以外のサービスについては、報酬があるわけではないのですが、ご利用者様のご満足度向上や、ご自身の業務がスムーズになるということがわかれば、ご利用者様のご紹介をしてくだいます。しかしながら、信頼できる治療院さん、また施術者さんでなければ、ご利用者様にご紹介ご提案することはないでしょうし、また治療院にも相談はしないと思います。
こうした信頼関係の構築が中長期的に見て非常に重要になってきます。第一印象は、なかなか変わることはありませんので、ご開院のご挨拶回りから今後の関係構築を意識して取り組むことが重要になります。関係構築ができて初めてご紹介につながるということを理解しておきましょう。