開業する地域選び

「訪問マッサージ」の業態をご理解いただいて、前向きにご参入をご検討されている方より、どんな地域を選んだらいいのか？とのご質問をいただくことがあります。参入されるときにはとても気になる点だと思います。「訪問マッサージ」を開業する際は、どうしたところを考慮していけばいいのでしょうか。

求職者が集まる場所

鍼灸マッサージの養成学校が存在する地域は、応募は多い傾向にあります。養成校は都市部に多くありますので、応募は多いですが、求人数も多く、人の取り合いが起こっています。では、地方では応募がないかというと、そうではなく、逆に求人数が少ないために、応募が殺到するケースもあります。

最近は都市部で、一定期間働いてから、地元に戻るＩターン、Uターンといったケースも増えています。インターネットの普及で、情報が全国どこにいても受け取れたり、友達とつながれたりする時代ですので、生まれ育った地域や、好きな地域、趣味に打ち込める地域を選ぶ施術者さんも出ています。

オーナー様が管理しやすい場所

オーナー様が、施術者さんとの距離を保ちやすく、管理しやすい場所を選んでいただくことも、「訪問マッサージ」の地域選びには重要な要素です。特に立ち上げ時は、施術者さんとの信頼関係構築が不可欠です。長期にわたり安定した治療院運営を行うためにも、施術者さんの管理は大切な要素になってきます。

競合他社治療院の存在

競合する治療院があるということは、それだけお客様も、施術者も集まっているということです。逆に、競合がいない場合、自社治療院がその地域のシェアを取れる可能性があります。どちらの選択がよいと思うかはオーナー様のご判断となりますが、どちらのケースでも、「訪問マッサージ」はニーズがあり、オーナー様の強みや、治療院の特徴を活かして、運営していくことになります。

最終的にはオーナー様のやりやすい場所が一番

「訪問マッサージ」はどの地域でも喜ばれるサービスです。都市部で事業を行いたいというオーナー様もいらっしゃるかと思います。また、ご自身の地域に還元したいというオーナー様もいらっしゃるかとおもいます。どんな施術者さんと、どういった治療院を作っていきたいのか。ここが重要なポイントになってきます。オーナー様が作っていきたい治療院をイメージしやすい場所、実際に取り組みやすい場所であることが重要だと思います。

こころ治療院では、先行のオーナー様がご参入されているエリアを大事させていただいておりますので、基本的に重複しているエリアでの開業はお断りすることもございます。参入をご検討の方は、お早めにエリアの確認をしていただけたらと思います。