人気の出る施術者さんと、選ばれる治療院を作っていくために
患者様、ご家族様、関係者様は施術者さんのどんなところを見ているのか。オーナー様はこの視点を常に考えて置く必要があります。またそれらを施術者さんに伝え、治療院内で意識し、選ばれる治療院を作っていく必要があります。実は施術より、これからお伝えする点をよく見ています。こうした点を抑え、意識できる施術者さんは人気が出ますし、その積み重ねが、選ばれる治療院となっていきます。
服装と身だしなみ
施術着や、移動中の服装を患者様はよく見ています。施術中に、靴下の柄や、服選び、メイクの変化などが話題に上がることが何よりの証拠です。また、施術着のボタンのほつれや、汚れなども気にされています。清潔感があり、安心できて、なおかつ信頼できる雰囲気を、服装と身だしなみからつくっていく必要があります。患者様をご紹介くださるケアマネージャー様も、服装や身だしなみから、大事なご利用者様のご自宅に入るイメージをつくる方もいます。施術中だけでなく、移動中や、関係者様との面会の際も、意識しておきたい点です。
姿勢や態度
施術者さんが自分のことを尊重しているのか。大切に扱ってくれているのか。どういう想いで自分に接しているのか。患者様は常にこうしたことを気にされています。オーナー様は現場の施術者さんが、患者様とどのように接しているのかを、確認しておく必要があります。担当患者様が増えてくると、そのうちの一人、となってしまう施術者さんもいます。1日のうちに複数の患者様を施術するとしても、患者様から見たら、その日のうちの大事な時間です。その時間しかありません。その時間が有意義でなければ、満足度は低下していきますし、信頼関係は崩れていきます。ご利用いただいた患者様を、施術者さんの意識が低下することで、失うことは避けたいところです。
挨拶や言葉遣い
日本人は言葉を大事にします。特に高齢者様は、挨拶や、施術者からの言葉をとても大事にしています。特に医療従事者の言葉は重く責任があります。施術者さんが何気なく言った一言を、患者様はすごく重く受け止めることもあります。挨拶や、言葉遣いがいつも丁寧で、綺麗な施術者さんは、やはり高齢患者様には人気です。関係者様からの評判も高くなります。治療院内でのコミュニケーションや、普段の生活においても、ハキハキとした明るい挨拶や、正しい敬語を使うなどの意識をしておくと、現場で自然とこれらが出て来ます。
他業種オーナーだからできるアドバイス
こころ治療院のオーナー様は皆様他業種からのご参入です。実はここが、施術者さん教育のポイントでもあったりします。施術者さん同士だと、お互いのプライドもあり、聞く耳を持たなかったり、意地を張ってしまう施術者さんもいます。国家資格を持たないオーナー様が、施術とは切り離して、これらの事項を教育、指導していくことで、スムーズに現場に反映されることがあります。国家資格を持つ施術者さんは、技術や知識に意識がいきがちになります。ですので、こうした点を、オーナー様からお伝えし、治療院内で意識させることが、繁盛治療院へと繋がって行きます。現場の施術者さんが、患者様、ご家族様、関係者様の満足度を上げていくためにも、こうした点にも目を向けて治療院運営をしていきましょう。