国家試験って難しいの?

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国家試験に合格している『はり師』『きゅう師』『あん摩マッサージ指圧師』ですが、実際にどういった内容の試験を受けているか、知っているという方は少ないかと思います。実は過去の国家試験問題は、こちらのサイトで公式に公開されていますので確認することができます。その問題も見るだけでクラクラしてきますが、国家資格をもつ施術者さんはこの試験を合格している猛者ということがわかるかと思います。今回はそんな『はり師』『きゅう師』『あん摩マッサージ指圧師』さんの国家試験をご紹介します。

過去の試験問題等 – 東洋療法研修試験財団
前半は保健関連や基礎医学

国家試験は午前 / 午後に分かれており、例年ともに前半は保健関連事項や法規などに加え、人体についての問題や、基礎医学知識を問う設問が中心となります。横文字の羅列をみるだけで、目を覆いたくなりますよね。問題は4択形式となっており、マークシートにて回答を行います。

後半は専門科目

後半はツボや経絡、東洋医学を問う設問が中心となっています。前半にはない難読漢字の羅列に、知識がないと問題すら意味不明というものです。こうした言葉に触れながら学生時代を過ごすと、一般の人には聞き慣れないこれらの言葉や文字が『日常』になるというのですごいですよね。それだけ勉強しているということでしょう。

合格率平均77.7割

国家試験の合格率は平均で77.7%ですが近年はやや低下傾向にあります。特に平成29年度は低い合格率となっています。学校増加とともに、受験者数が増え、第1回と第14回では、その差が2倍となっています。受験者数と合格者数の総数も注目すると面白いかもしれません。受験者数が面接にいらした施術者さんがどの年に資格を取得しているかが履歴書をみるとわかると思いますので、下記の表と照らし合わせてみると、どいう傾向の年に試験を受けているかわかるかと思います。

公益法人東洋療法研修試験財団のホームページ

国家資格を持つ施術者さんと共に

こころ治療院グループでは、この国家試験に合格して、現場で活躍する施術者が現在、約130名いらっしゃいます。国家資格を取得して、活躍のフィールドを探し求めている『はり師』『きゅう師』『あん摩マッサージ指圧師』がまだまだいらっしゃいます。こうした専門の知識や技術を持った施術者さんたちと、是非素晴らしい治療院を作って頂きたいと思います。

▼こんな問題も・・・(参考:過去の試験問題等 – 東洋療法研修試験財団

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