マッサージ師とはり師きゅう師の国家試験合格者数
平成30年度のはり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師国家資格の合格者数が発表されました。受験者数は【はり師・きゅう師:3,306名】【あん摩マッサージ指圧師:1,288名】でした。合格者数は【はり師:3,079名】【きゅう師:3,115名】【あん摩マッサージ指圧師:1,234名】という結果でした。
合格率の上昇
合格率が近年低迷傾向にあった国家試験ですか、今年はやや回復傾向が見られました。今回の国家試験で、新たに3000名のはり師・きゅう師さん、1200名のマッサージ師さんが資格を手にすることになります。
国家試験問題はこちらからご覧頂けます。
http://www.ahaki.or.jp/examination/archives.html
国家試験がおわったら手続きが必要
国家試験に合格したら、国家資格を貰える・・・というわけではないのです。合格通知を受けたのちに、登録手続きをする必要があります。この手続きをしないと、国家資格者にはなれません。申請には、医師の診断書や、申請料金が必要です。こうした手続きを踏む必要がありますので、特に国家試験後の新卒者の採用の際は、こうした手続きを実施しているか確認をする必要があります。
国家資格者となってからがスタート
養成学校では『国家試験がゴール』という設定で勉学に励んでいる学生も多くいます。また養成学校も国家試験合格を目標に、生徒を指導しています。しかし、はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師になってからが『スタート』です。ここの意識が、業務パフォーマンスを左右します。国家資格者としてのプライドと責任をもって、日々の業務に励んで欲しいと思います。そのためにも、こころ治療院入社後は『施術者向けスタートアップ研修』を受けて、各治療院の施術者としてスムーズに業務ができるように準備して頂きます。
あん摩マッサージ指圧師より、はり師・きゅう師が多い
結果をみても分かる通り、国家資格合格者は、はり師・きゅう師の合格者数が、あん摩マッサージ師の約3倍となっています。施術者の確保、そして人材が運営を左右する訪問マッサージ事業において、はり師・きゅう師の雇用を検討することは、人材選択の幅を広げます。こころ治療院で、多くのはり師・きゅう師さんが活躍しています。今後の訪問治療院運営においては『はり師・きゅう師』という選択は、重要なポイントになってきます。