ご家族様のケアにもつながるサービス
「訪問マッサージ」は、施術を提供する患者様だけでなく、普段介護をされている患者様や、ご同居しているご家族様のケアにもつながります。現場の施術者さんが特別何かをするわけではなりません。患者様と向き合って、患者様の夢や目標に向かい、個別のプログラムを実施することが、携わる方のケアにつながります。どういったところがケアになるのでしょうか。
・手と目が離せる
介護を必要な方の中には、手を離せなかったり、目を離せなかったり、四六時中意識を向けておかないといけない状況の方がいます。またご家族様の中には、義務感や、責任感から、気の抜けない日々をお過ごしの方もいらっしゃいます。
現場の施術者さんが関わる間、手を離せて、目を離せて、そして意識を休ませることができるのなら、緊張続きの毎日に、わずかでも休息の時間を作ることができます。この僅かな休息の時間が、体力的にも精神的にも、ご家族様を楽にします。継続的に介護を実施するご家族様にとって、こうした休息の時間は非常に重要です。
・お身体とお気持ちが安定する
マッサージや、はりきゅうを受けると、お身体の状態が安定します。そして治療を通じたコミュニケーションにより、精神的にも安定します。お身体のケア、こころのケア。この両方のアプローチができるのが『訪問マッサージ』です。特にこころ治療院では「はり師」「きゅう師」の施術者も多く、ツボを使ったケアや、鍼灸施術による、自律神経の安定によって、心身に刺激を与え、お身体とお気持ちが安定するお手伝いをおこなっています。
在宅ケアにおいて、患者様の状態が『お変わりない』『安定している』ということは非常に重要で、日々老いていくことへの身体的な変化、精神的な不安をどう和らげ、ケアしてかが重要になってきます。この点において、国家資格をもった施術者による、マッサージやはり・きゅうによって、患者様の状態がより安定することは、ご家族様の日常を守り、患者様とご家族様が良好な関係を維持する手助けとなります。
・動作がスムーズになり介助が楽になる。
介護をされてご家族様は、患者様のお身体のサポートを行う機会も多くなります。その際に「痛い!」と言われると、どうしてもスムーズな介助ができませんし、関係性も悪化する可能性も出てきます。また、家事やご用事の手を止め、患者様のサーポートを行うこともあります。そんな時に、スムーズに動けないことがあると、どうしてもイライラしがちになります。
患者様の痛みを取る。お身体の動きをスムーズにする。このことが、お身体のサポートを行うご家族様のお身体も、お気持ちもケアすることに繋がります。
このように、患者様だけでなく、ご家族様にも貢献ができる「訪問マッサージ」は、多くの方にご利用いただきたい素晴らしいサービスです。介護を受ける方が増えているということは、その手助けや、実際に介護を行う方も増えているということです。地域に根ざした生活をされている「ご家族」そのものをサポートできる事業が「訪問マッサージ」です。これからも、こころ治療院は、患者様に加え、ご家族様のケアにもつながるという視点を持ち、多くの方の手助けをしていきたいと考えています。