マッサージ効果(あん摩・マッサージ・指圧)
・血液・リンパの循環改善
身体を動かす機会が減ると、老廃物でいっぱいになった血液が末梢に滞ります。
マッサージを行い、求心的に血液を戻すことで、循環が改善され、
組織に栄養や酸素が行きわたり、生命活動が活性化されます。
新陳代謝を良くして、床ずれやむくみの改善を図ります。
・筋緊張・痛みの緩和
筋緊張による痛み、神経痛、関節痛など、痛みには様々な種類があります。
マッサージや、はり・きゅう・運動法などにより、血行が促進され、
硬くなった組織が柔軟になることで、発痛物質が流れやすくなり、
筋緊張や痛みやしびれが軽減されます。
・関節可動域の拡大・維持
関節可動域の拡大を目指し、片麻痺や廃用により拘縮が起きた関節に対し、
関節運動法やストレッチを行います。低下した筋肉が回復されて患者様の
ADL(日常生活動作)が向上し、身体介護がよりラクになります。
リハビリ前後の身体機能の維持やお手入れ(メンテナンス)にも役立ちます。
・残存機能の改善・維持
片麻痺の方のADL(日常生活動作)維持と向上には、非麻痺側の筋力維持や運動機能の
維持や向上が重要になります。 抵抗運動法を行うことで、患者様のQOL(生活の質)
向上に寄与します。
・内臓諸器官の機能改善
胸郭の周囲の筋緊張を緩和させることで、胸郭の可動性が向上し、結果的に胸郭内
臓器である心臓・肺の循環機能・呼吸機能が改善されます。また、腹部のマッサージや
下肢・体幹の運動法を行うことで、消化器等の骨盤内臓器が刺激され、消化・排泄機能の
改善につながります。