人気の出る施術者さんを採用したい!そのポイントとは?

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「訪問マッサージ」の施術者にとって重要なことは「技術」や「知識」だけではありません。豊富な「技術」と「知識」を持ち、店舗型治療院での実績を持つ先生が、訪問では上手くいかない。というケースもあります。国家資格者であり、専門職である『マッサージ師』『はり師』『きゅう師』が、なぜ技術と知識だけでは上手くいかないのでしょうか。特に他業種からのご参入だと、専門職である施術者さんのことは、よく分からないというのが本音だと思います。今回は、面接時も役立つ、選ばれる施術者さんとはどういう自分物なのかを、「訪問マッサージ」というフィールドを考慮しながら、お伝えしていきたいと思います。

自宅に来て欲しいと思えるか

マッサージや鍼灸は『マッサージ院』『鍼灸院』に患者様が来院して、施術を行うイメージがあると思いますが、施術者も店舗内での施術を想定し、トレーニングを受け、そうした院に就職している先生も多くいます。来院型であれば、院の雰囲気や、患者様の意識が施術にフォーカスしている為に、「技術」や「知識」が勝負になってきます。しかし、訪問では、まず自分の家に施術者を入れる、というところがスタートになります。ご自宅に、またご自身のパーソナルスペースに人を入れたくないとおもっている患者様もいらっしゃいます。またご家族様がそう思っているケースもあります。この場合、施術を行う以前に「家の中には入る」ということがハードルになります。面接の際は、その施術者を自宅に招き入れることができるか、招きたくなるか、という点にポイントをおいて、評価していただくとよいかと思います。

マッサージを受けたいと思えるか

家の中に入る、というハードルを超えても、また次のハードルが出て来ます。それは、自分の身体に触れることを許せるか、という点です。マッサージやはり・きゅうの施術を行うということは、少なくともお身体に触れることになります。当然ながら、触れられることをストレスと感じるようであれば、患者様は、施術を継続して受けようとは思いません。触れられていて心地良い手、施術をしている間リラックスできる対応、そして安心できる施術。これらを満たすことができる施術者さんは、患者様からも支持され、人気がでます。面接の際には、自分の身体を触らせたいと思うか、また実際に触られた感じがどうなのか。こうしたところをチェックする必要があります。

信頼し得る人物だと第一印象で思えるか

このように施術の前段階のハードルを一気に超えてしまう要素があります。それが第一印象です。この人なら大丈夫という信頼を、一目見て得られる施術者さんは、これらのハードルを簡単に超えていきます。また患者様だけでなく、ご家族様、関係者様からも信頼され、良いサイクルで業務が進み、ご紹介も増え、実績も伸びていきます。第一印象で、信頼しうる人物であると思える施術者さんというのが、訪問では理想の施術者さんともいえます。

面接時の印象はお客様の印象

このように、「技術」や「知識」を出すところまでたどり着かない施術者さんは、訪問マッサージのフィールドでは活躍することが難しくなります。高等な技術や、幅広い知識をもっていても、それを使う機会がないのであれば、売り上げにはつながりません。逆に、国家資格者として最低限の知識や技術であっても、こうした点をクリアできる先生は、施術を行う機会に恵まれ、その度にスキルが上がり、経験が増え、どんどんどんどん成長していきます。と同時に、売り上げも上がっていきます。オーナー様が面接時に感じた印象は、患者様、ご家族様、関係者様が感じる印象と同じです。こうした目線で、施術者さんを評価し、御社の今後の飛躍につながる人材を見極めていく必要があります。

 

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