異業種参入で成功する理由

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こころ治療院のオーナー様は異業種から参入された方ばかりです。はり・きゅう・マッサージや医療保険を使ったビジネスという、専門性のある業態で、なぜ異業種から参入されたオーナー様がうまく運営を行なっているのでしょうか。

まず「訪問マッサージ」「訪問はりきゅう」は国家資格を持つ施術者の業務によって、売り上げが立つ事業です。専門職でもあり、特殊なスキルをもつ施術者を管理することに、ご不安をもつオーナー様も多いようです。
オーナー様は、患者様のこと、施術のこと、東洋医学のこと、その他はり・きゅう、マッサージに関することは『素人』同然です。ここが不安をもたれる原因になるようですが、実はこれが全く逆であること現役オーナー様はご存知です。
『訪問マッサージ』『訪問はりきゅう』において、異業種参入のオーナー様がうまくいく理由は大きく2つあります。
1.施術者さんは経営について無知(もしくは興味がない)
2.施術者ではないからこそ保てるスタッフとの関係性と距離感
1.施術者さんは経営について無知(もしくは興味がない)
オーナー様が施術者の仕事がわからないのと同様に、施術者は経営やマーケティング、マネジメントについては『素人』です。
専門性を高め、より技術と知識を高めている施術者さんは、日々患者様と向き合うことに集中したいと思っています。そのために、治療院の経営や運営に興味がない施術者も多くいます。オーナー様が、経営、運営に専念し、施術者さんが患者様や現場対応に集中すると、組織としてうまく回り始めます。
2.施術者ではないからこそ保てるスタッフとの関係性と距離感
施術者さんは経験に関係なく少なからず『プライド』を持って施術を行っております。施術者さんがいる業界では、大抵は先輩も国家資格者、オーナー(院長先生)も国家資格者ということも多く、この中でよくあるのが、施術者としての考え方や、施術スタイルの食い違いです。
お互いが国家資格者であると、細かいところを注意したくなったり、その注意を疎ましく感じたりします。異業種参入オーナー様は、現場の施術者さんの、施術内容に口を出したり、施術方法を指示することはできません。現場の施術者さんにとって「自分が信じる」ものが守られ、それを発揮できる場所が〝働きやすい環境〟になっていきます。
異業種からの参入でも、「訪問マッサージ」「訪問はりきゅう」の治療院を上手に運営することができます。むしろ、ご紹介した理由から、異業種オーナー様の方がうまく行くことも多いのです。
訪問マッサージ、訪問はりきゅう治療院を運営するには、これらに加え、健康保険(療養費)を請求するオペレーションなど、国の制度を正しく使う必要があります。この部分に関しては、フランチャイズに加盟するなど、既に構築されている仕組みを使うことにより、安定した運営が可能です。

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