鍼灸治療は怖い・・・を覆す『接触鍼』という鍼

ブログ

現場の施術者さんは、患者様宅で最適な治療を実施するために、自分の使う様々な治療道具をもっています。その中で、一般にはあまり知られていない『接触鍼(せっしょくしん)』というものを持っている施術者さんが多くいらっしゃいます。接触「鍼」・・・つまり鍼治療の道具です。こころ治療院では「はり師」の資格をもつ施術者さんが多く在籍しています。そのほとんどが持つ「接触鍼」をご紹介したいと思います。

『刺さない』鍼(はり)の施術

鍼(はり)治療といえば、皮膚に鍼がたくさん刺さっている画をイメージする方も多いと思います。実は鍼治療の中には刺さずに、ツボや身体を刺激する治療方法があります。この時使うのが『接触鍼(せっしょくしん)』と呼ばれるのもです。鍼灸の盛んな地域では、小児(こども)の鍼治療の際に使われることが多い『接触鍼灸』ですが、こどもだけでなく、大人の治療はもちろんのことながら、高齢者の治療には非常に効果が高く、実際の訪問現場でも多用されています。棒状の「てい鍼」ローラーのついた「ローラー鍼」など様々な種類があります。共通しているのは、この鍼を“刺さない”ということです。

お身体への負担が少ない鍼(はり)治療

お身体の中に鍼(はり)を刺さないために、痛みをかんじることはありません。そして、刺激も優しく「心地の良い」施術です。訪問でお会いする患者様の中には、強い刺激をさける必要があるケースもあります。そうしたケースでも、施術を行い、効果を感じていただけるのが「接触鍼」の魅力でもあります。また、鍼灸治療を行なったほうが効果的なケースでも、患者様が「怖い」「痛そう」といった印象を持っているときは、この接触鍼から鍼治療を始めることがあります。接触鍼と使って、ツボへの刺激や、治療を通じたコミュニケーションで少しづつ患者様の心が開かれ、本当の問題点が見えて来ることもあります。

接触鍼(せっしょくしん)治療の効果

肩の張りが強く出ていて、揉んでもなかなか張りが取れず…でも強く揉むとかえって痛くなってしまう、と行ったえていらっしゃる患者様。経絡に沿ってローラー鍼をころころと転がし、ツボにてい鍼を当てなががら施術を行なったところ、今まで「ビクともしなかった(本人談)」肩の張りがすーっと緩んでいきました。強い症状でも、強い刺激が良いとは限らず、こうした優しい施術で、いままで悩んでいた症状が改善して行くことを実感することがあります。接触鍼の施術は、手で患者様のお身体をさすりながら接触鍼を当てる施術者さんも多く、患者様は、患部局所だけでなく周辺や、お身体全体が楽になって行くことを実感されます。

鍼灸治療は怖い・・・を覆す『接触鍼』

鍼灸治療は、まだまだ「怖い」「痛そう」といういう印象から敬遠されるケースもあります。「マッサージ師」の資格がなく、「はり師」「きゅう師」のみの施術さんの採用を考えているケースで、この「鍼は怖い」という印象を覆し、スムーズな鍼灸治療の導入や、優しい施術を実施できるのが「接触鍼」です。本当に気持ちよくて、実際に施術体験の際に「これを使って欲しい!」というお声をいただきます。そして、適切な効果が出て行くと、患者様の満足度は向上し、継続的にご利用いただけます。こころ治療院では、施術者勉強会でも積極的にこの「接触鍼」を取り上げ、現場の先生たちの技術向上に努めています。接触鍼を使うことで、「はり師」「きゅう師」のみの施術者さんでも、『鍼は怖い』のハードルを越えることができます。

関連記事一覧